2023年、ハンガリーの首都・ブダペストは誕生から150周年を迎えます。
この地域には2000年近く前から人々が住んでいて、ブダ、ペスト、オーブダの3つの歴史地区が、150年前の1873年11月17日に統合されました。ブダペストは、「ドナウの真珠」と評されるほど、世界で最も美しい首都の1つです。人口は約200万人(ハンガリーの人口の約5分の1)で23区に分かれています。美しいドナウ川が街を2つに隔てていて、ブダは街の旧市街、ペストは新市街です。
★オーブダにはローマ時代の遺跡があり、ハンガリー人がその地に到着する前のローマ帝国時代を忍ばせます。
★ブダには王宮や主要な歴史的建造物があり、ペストには最も有名なカフェやショッピング街や美術館などがあります。
沢山の世界遺産や多彩な文化の中、常ににぎやかな雰囲気が漂っています。ブダペスト特有のカフェ文化や温泉文化の首都として、ヨーロッパの中でユニークな役割を果たしています。美術館、レストラン、廃墟パブ、公園、エンターテイメント施設が全て揃い、大都市のエキサイティングな活気と自然の豊かさを併せ持っています。
東京都港区麻布十番3-8-1 日比谷麻布十番ビル1階
写真コンテスト結果発表
「私のブダペスト」写真コンテスト展に沢山の方にご投票いただき、ありがとうございました。入賞者が決定しましたので以下の通り発表します。
グランプリ
- 加藤雅己様 「国会議事堂」
二位 同点のため3名の方に決まりました。
- 江原稔様 「この街は最高だぜ!」
- Kállay Éva様 「Tűzijáték」
- Nakamura Sayaka様 「無題」
写真をご提供いただた皆様へ改めて御礼申し上げます。
入賞者の皆様、おめでとうございます!
【開催概要】
写真コンテスト・展覧会「私のブダペスト」
世界で最も美しい首都の1つ「ブダペスト」誕生150周年記念!!
- 会期:11月16日(木)~1月26日(金)
- 開館時間:11:00~17:00(※最終入館16:45)
※休館日:毎週土曜日/日曜日/祝日・日本とハンガリーの祝日 - 会場:リスト・ハンガリー文化センター
- 入場無料・予約不要
※12月25日(月)から1月1日(月)まで年末年始臨時休館になります。
・1月2日(火)から1月5日(金)までは、事前予約にてご入場可能、1月9日(火)から通常開館になります。
・1月2日(火)~1月5日(金)にご入館をご希望の場合、 culture.tokyo@mfa.gov.huまで、件名を「年始入館希望」として ①御名前 ②ご希望希望日時 ③連絡がつながるお電話番号 を明記の上メールにてご連絡ください。 (入場可能時間は、11:00~16:45)
・当館からの返信をもって予約完了となります。 (返信が届かない場合、別メールアドレスからお送りください)
・この期間は電話がつながりにくくなりますのでご注意ください。
プレスリリースはこちらから
【コンテスト概要】
投票期間:2023年11月16日(木)~2024年1月16日(火)
館内で投票用紙を受け取り、お気に入りの一枚を選びその数字を書き入れ投票箱にお入れください。
(無記名になります)投票後、記念品をお受け取り下さい。
結果発表:2024年1月18日(木)当館ウェブサイトにて
「ブダペスト」誕生から150周年!! 魅力は「ドナウの真珠」と呼ばれる世界有数の美しさ

150周年にちなんで街のシンボル「くさり橋」もリニューアル
ブダぺストのシンボル「くさり橋」。この橋が開通したことにより、初めてブダペストが地上の橋で結ばれ、新たな首都の設立に重要な役割を果たしましたが、この「くさり橋」は、リニューアルされ、本年竣工しました。
■ブダペストのシンボル「くさり橋」とは・・・ くさり橋と呼ばれることが多いブダペストのシンボルですが、正式名称は「セーチェーニくさり橋」。ブダペストで最も美しい橋であり、ハンガリー首都の最も象徴的なシンボルです。橋の建設は、セーチェーニ・イシュトヴァーン伯爵によって始まりました。工事は1839年に始まり、1849年に完成しました。橋の建設はイギリス人ウィリアム・ティアニー・クラーク、建設監督はスコットランド人のアダム・クラークでした。後者にちなんで、トンネルとくさり橋の間の広場は、クラーク・アダム広場と名づけられました。橋の入り口にあるライオンの石像は、彫刻家マルシャルコー・ヤーノシュによってつくられました。 くさり橋の完成によって、ブダ、ペスト、オーブダの3つの地区が1873年についに統合。橋は旧市街と新市街、過去と未来を結び、伝統と現代、ハンガリーと広い世界へとつなげていく架け橋になっています。
※ハンガリー人の名前はハンガリーの慣習に基づき、姓名の順に表記しています。

ブダペスト市内には数々の世界遺産が!!
・アンドラーシ通りとその歴史歴的地区:ハンガリー国立歌劇場、地下鉄一号線、英雄広場、ブダペスト西洋美術館、ブダペスト現代美術館
・ドナウ河岸の眺め工科大学とセーチェーニくさり橋の間のエリア:ゲッレールト温泉、ゲッレールトの丘の自由の女神像、城塞、およびマルギット橋のドナウ川の両側の建物(国会議事堂、セーチェーニ広場、ハンガリー科学アカデミー、グレシャム宮殿
・ブダ城地区:王宮、聖三位一体広場、聖三位一体像、漁夫の砦、マーチャーシュ教会
美しく青きドナウ川
ドナウ川はヨーロッパで2番目に長い川です。この川はドイツの「黒い森」にあるブレッグ川とブリガッハ川という2つの小さな川がドナウエッシンゲンで合流するところから始まり、そこから南東に2850キロメートル進んで黒海に達します。ハンガリー国内を流れるのは、417キロメートルです。 ドナウ川は世界で最も〝国際的な川“で10ヵ国(ドイツ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ブルガリア、ルーマニア、モルドバ、ウクライナ)を流れており、その支流は更に7か国に及んでいます。ウィーン、ブラスチラヴァ、ブダペスト、ベオグラードの4つの首都を流れ、中でもドナウ川クルーズは最も人気のあるプログラムの1つです。
写真展のみどころ
今回、「私のブダペスト」写真を公募した所、昔と今を同じ画角で写した写真や、ハンガリー人でも気づかないような街に埋もれたハンガリー語の文字など、ユニークな写真が沢山寄せられました。お写真を展覧会で楽しみつつ、気に入った写真に1票!!投票してくださった方にも素敵なプレゼントが…
更には、ハンガリー人写真家のトロツカイ・チャバ氏がファインダー越しに捉えた美しくもユニークな写真の数々も展示します。トロツカイ・チャバ氏は有名なハンガリーの雑誌のフォトグラフィーの分野で30年以上活躍し、コンテストでの入賞歴やアワードの受賞歴を持つフォトジャーナリストです。 ヨーロッパで最も美しい首都の1つであるブダペストは今年で150周年を迎えます。皆さん、素晴らしい誕生日を、写真展「私のブダペスト」で一緒にお祝いましょう!