東京都港区麻布十番3-8-1 日比谷麻布十番ビル1階
渡辺薫氏(翻訳者)と、今回ご紹介する文学作品の著者本人が、2017年にハンガリーで最優秀デビュー短編集に贈られるマルゴー賞を受賞したスッルーシ・マーチャーシュ氏の短編集『Váltóáram・交流電圧』を紹介します。作品は九つの物語から成り立ち、様々な人生の危機に直面する人々の生活が描かれています。この本は、複雑な人間関係の中で生きる現代の日本人の読者にも新鮮な見解をもたらすことでしょう。小説の翻訳作品の紹介を通じて、より多くの日本人の方々にハンガリーの現代文学作品を知ってもらうきっかけになればと考えております。
日時:7月23日(火)18:00~19:00
会場:リスト・ハンガリー文化センター
年齢制限:16歳以上
定員 : 40名(人数が多い場合は抽選)
講演 : 渡辺薫、スッルーシ・マーチャーシュ(オンライン)
※お申込み時の注意事項※・・・必ずお申込み前にご確認ください。
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・申し込み多数の場合は抽選になります。
・お一人につき二名様までお申込みいただけます。
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スッルーシ・マーチャーシュ
1984年ブダペスト生まれ。 作家、詩人、フォトジャーナリスト。3つのジャンルすべてで作家として活動し、これまでに詩集3冊(『Active Ward』、『State of the World』、『Free』)、散文集4冊(『Current of Change』、『Simon Péter』、『Illegal』、『Phobia』)、写真集1冊(『Budapest Catalogue』)の計8冊を出版。著書『Switching Current』で2017年、最優秀デビュー短編集に贈られるマルゴー賞を受賞。また、Látó賞とTérey János Creative Writers' Grantも受賞している。フォトジャーナリストとして、トランシルヴァニア地方のトランスカルパチアから取材し、ウラル山脈やインドネシアのバスク人に関する資料を作成している。散文は英語、ドイツ語、クロアチア語、ポーランド語、ルーマニア語、セルビア語、スロバキア語、日本語に翻訳されている。
渡辺薫
1982年山形県生まれ。日本語教師、文学翻訳家。2007年よりカーロリ・ガーシュパール・カルビン派大学で日本語を教える。翻訳家として、ハンガリー語俳句集『桜の花びら』(2021,デブレツェン)、ハンガリー語・英語・日本語俳句集『Örömutazás』(2021)のハンガリー語俳句を日本語に翻訳。