The Bridge 〜橋〜

~ハンガリー作曲家 ナジ・アーコシュ 日本とハンガリーを結ぶ音楽の橋 広島への原爆投下から80年の節目に捧げる、ハンガリーの新作音楽の世界初演~

日程:  8月 12 日
会場:  リスト・ ハンガリー文化センター
東京都港区麻布十番3-8-1 日比谷麻布十番ビル1階

長尾 春花 
静岡県掛川市出身。
東京藝術大学、同大学大学院修士課程を首席で卒業、同博士課程を修了、博士号取得。オーストリア国立グラーツ芸術大学ポストグラデュエート課程を修了。ハンガリー国立リスト音楽院ヴィオラ科修士課程を首席で修了。
日本音楽コンクール第1位入賞後、ロン=ティボー国際音楽コンクール、仙台国際音楽コンクール、ドミニク・ペカット国際コンクール等で上位入賞。静岡県文化奨励賞、上尾市栄誉賞、松方ホール音楽賞を受賞。ジャンルカ・カンポキアーロ国際音楽コンクールにて第1位、特別賞、全部門1位を受賞。カール・フレッシュ国際ヴァイオリンコンクールにて第1位、優れたモーツァルトの演奏に贈られる特別賞を受賞。
これまでに、フランス国立放送フィルハーモニー、ハイドン管弦楽団、オマハ交響楽団、コダーイ交響楽団、ドナウ交響楽団、アルメニア室内オーケストラ、サヴァリア交響楽団、東京交響楽団、東京フィル、日本フィル等、国内外のオーケストラと共演。2018年には、アメリカ、ニューヨークのカーネギーホールにて、ハンガリー国立歌劇場管弦楽団とF.ヴァッキのヴァイオリン協奏曲を演奏。
掛川お茶大使、輝くかけがわ応援大使、キラリ☆︎あげお応援大使。
2016年より、ハンガリー国立歌劇場管弦楽団第1コンサートマスター。シゲティ弦楽四重奏団第1ヴァイオリン。2019年よりリスト音楽院にて教鞭を執る。

水野 魁政 
神奈川県秦野市出身。甲種奨学生として東京音楽大学ピアノ演奏家コースに入学し、2020年に卒業。その後、ハンガリー政府奨学生としてハンガリー国立リスト音楽院ピアノ科修士課程、ソリスト・ディプロマ課程(国家演奏家資格)を修了し、さらに同大学にて室内楽ポストグラデュエート課程を修了。
これまでに、リスト・フェレンツ室内管弦楽団、リスト音楽院学生オーケストラ、メンデルスゾーン室内管弦楽団、リスト音楽院弦楽団などと共演。日本およびハンガリー各地でのソロ・リサイタルのほか、ブダペスト・スプリング・フェスティバル、札幌リスト音楽院セミナー主催ランチタイムコンサート、欧州文化都市”InterUrban”プロジェクト ユネスコ音楽都市「浜松ウィークス」、ファーイースト音楽祭、しらべ・フェスティバル(ウィーン)など、国内外の様々な音楽祭・企画に出演し高い評価を得ている。
第25回ヤングアーチストピアノコンクールSグループ金賞、ニューヨークリスト国際コンクールHonorary Mention、フランツ・リストセンター国際コンクール第1位をはじめ、国内外の多数のコンクールで入賞。第10回フランツ・リスト国際ピアノコンクール(ワイマール)セミファイナリスト、ヴァルティドーネ国際コンクール(イタリア)ファイナリスト。2023・2024年度ヤマハ音楽支援制度奨学生。

ナジ・アーコシュ Nagy Ákos
1982年、ハンガリー・ドゥナウーイヴァーロシュ生まれ。ブダペストを拠点に活動する作曲家・音楽理論家・教育者。ネーデルラント多声音楽やルネサンス音楽の伝統を礎に、インド、バリ、日本、トランシルヴァニアなど非西洋音楽文化にも深い関心を持つ。
純正律や非平均律を用いた旋律語法、重層的な音響ブロックを用いる「レイヤリング技法」、複雑なポリリズム・ポリテンポ構造により、独自の音響世界を構築している。また、バイノーラルビートや宇宙信号、錯聴現象といった音響心理学的素材も積極的に作品へ取り入れている。
電子音響や伝統楽器、プリペアド楽器の探究にも精力的に取り組み、尺八、篳篥、笙、バンスリー、ヴィオラ・ダ・ガンバなどの非西洋楽器にも造詣が深い。
その作品はハンガリー国内にとどまらず、ドイツ、フランス、アメリカなど欧米諸国でも演奏されている。