『リスト音楽院創立150周年記念展覧会』特別レクチャーコンサート

-愛郷心の作曲家:コスモポリタンとしてのリストと,自らのルーツとして民族音楽に拘ったバルトークを繋ぐもの-

日程:  3月 9 日
時間: 09:30
会場:  ベヒシュタイン・セントラム 東京
東京都千代田区有楽町1丁目5-1 日比谷マリンビルB1

渡辺健二
1954年生まれ。名古屋市立菊里高校音楽課程卒業後、東京藝術大学、同大学院修了。第43回日本音楽コンクール第1位。1978年~1983年ハンガリー、リスト音楽院に留学。その間、ミュンヘン国際コンクール、第1回日本国際音楽コンクール、リスト・バルトーク国際コンクールに入賞。「僧衣を被ったメフィスト」といわれるリストの二面性のみならず、彼の奉仕精神に強い印象を受け、リスト作品の精神的理解を深め、その普及に努めることをライフワークとしている。また、リスト同様バルトークに関しても、その作品普及に尽力し、日本を代表するリストおよびバルトークのスペシャリストとして、演奏、音楽雑誌への寄稿、講座、コンクール審査等を行っている。2005年よりリストピアノ作品シリーズ(原典版。野本由紀夫氏校訂・渡辺健二運指及び演奏への助言。全音楽譜出版)を刊行中である。ハンガリーの音楽文化の紹介及び日本とハンガリーの文化交流に努めた功績により1986年にリスト記念メダル、2018年にはハンガリー国功労勲章オフィサー十字型を受章。1992年「空の日」芸術賞(日本航空協会)。日本ピアノ教育連盟副会長・常務理事、日本ソルフェージュ研究協議会会長、(財)カワイサウンド技術・音楽振興財団理事長、河合楽器製作所技術顧問。2006年リスト・バルトーク国際ピアノコンクール審査員、2019年バルトーク国際音楽コンクール審査委員長。2005年〜2016年東京藝術大学理事、2005年~2013年副学長を務める。2021年3月東京藝術大学退職。藝大ジュニア・アカデミーで指導に当たっている。北海道大学非常勤講師、東京藝術大学名誉教授。

 

早坂忠明
1992年北海道生まれ。東京藝術大学を卒業。同大学院修士課程を首席修了。在籍中にクロイツァー賞、大学院アカンサス音楽賞、藝大クラヴィーア大賞、同声会賞を受賞。2025年、同大学院博士後期課程において、「バルトークのハンガリー民俗音楽引用作品における演奏比較と表現の可能性」に関する論文とリサイタルにより博士号(音楽、DMA)を取得。在学中に2年間、リスト音楽院に留学。ルーマニア国際音楽コンクール第1位。リスト・フェレンツ国際コンクール (ハンガリー)第3位。その他、各種コンクールで入賞。2015年度宗次エンジェル基金/新進演奏家国内奨学金、2021年度江崎スカラーシップ各奨学生。2022年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員。現在は、東京、北海道、滋賀を中心に、ソロやアンサンブルなどの演奏活動も積極的に行っている。2025年よりトーク&コンサートシリーズ『バルトーク〜音楽の旅路〜』をスタートさせ、2026年6月に6回目を迎える。その他、ピアノセミナーを開催するなど、研究者としても活動する。小西健二音楽堂ピアノコンクール運営委員長および第2回、第3回審査員、近江八幡市芸術文化アドバイザー。これまでに、ピアノを柴田まゆみ、宮澤功行、樋口英子、山本智子、渡辺健二、金子恵、東誠三、レーティ・バラージュ、ファルカシュ・ガーボル、バール・ダーヴィドの各氏に師事。東京藝術大学ピアノ科ティーチングアシスタントおよび横浜市立戸塚高等学校特別非常勤講師を経て、現在、東京藝術大学および東京音楽大学非常勤講師を務める。

 

ベヒシュタインとリストの関係
1857年1月22日、リストの弟子であるハンス・フォン・ビューローが、ベヒシュタイン製のピアノを用いて《ソナタ ロ短調》を初演し、大きな成功を収めました。
その評判はやがてリスト本人のもとにも届き、1860年、リストは初めてベヒシュタインのピアノを購入。それ以降、生涯にわたり愛用することとなります。
現在も、ワイマールにある「リストハウス」には、1867年製のベヒシュタイン・ピアノが展示されております。