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「ヨーロッパの真ん中に日本の真珠-ハンガリーの俳句1000選-」出版記念トークイベント
21世紀初頭、ハンガリーでは俳句が文学ジャンルの中でも人気を集め、雑誌や詩集だけでなくインターネット上でも広く親しまれています。
その象徴として、2010年にペーチで開催された「世界俳句フェスティバル」は大成功を収め、同年にはヴィハル・ユディット編集による詩集『千のハンガリー俳句』が出版されました。2013年以降は「ハンガリー俳句の日」が毎年各地で開催され、2020年にはハンガリー文化センター東京で俳句交流に関する展示も実施。2025年1月には、東京以外で唯一となる「俳句博物館」がブダペストに開館。同年、渡辺薫による『ヨーロッパの真ん中に日本の真珠-ハンガリーの俳句1000選-』が刊行され、ハンガリーでの俳句の発展と人気が紹介されています。
今回は来日されたヴィハル・ユディットさんと渡辺薫さんにハンガリーの俳句についてお話を伺います。
日時:4月24日(木)18:00~19:00
会場:リスト・ハンガリー文化センター
年齢制限:中学生以上
講演者:ヴィハル・ユディット、渡辺薫
定員:40名(人数が多い場合抽選)
※こちらのイベントのお申し込みは締め切りました。
沢山の方のお申込み、有難うございました。
当選者の方にはメールでお知らせしますので、culture.tokyo@mfa.gov.huからのメールが届くように設定をお願いいたします。
ヴィハル・ユディット
文学史家、文芸翻訳家、俳人、大学名誉教授。ノーベル賞作家大江健三郎の小説『万延元年のフットボール』や、松尾芭蕉の『奥の細道』をはじめ、多くの作品を翻訳した。1996年からカーロリ・ガーシュパール改革派大学で俳句、日本文学、文芸翻訳を教えている。2002年には日本で開催された世界俳句協会大会の英語による俳句コンテストで第1位を獲得。2001年から2023年までハンガリー日本友好協会の会長を務め、その後名誉会長となった。2000年に俳句クラブを設立し、2013年以来毎年4月に「ハンガリー俳句の日」を開催している。2024年には、ブダペスト俳句博物館の助成金を獲得した。詩人ヴィハル・ベーラVihar Bélaの娘。
渡辺薫
1982年山形県生まれ。2007年よりブダペスト在住、2児の母。筑波大学地域研究修士課程で日本語教育を修了し、日本語教師・翻訳者として活動。
2007年からカーロリ・ガーシュパール改革派大学で日本語を教える。翻訳においては、俳句集『桜の花びら』(2021年)のハンガリー語から日本語訳や、俳句集『喜びの旅』(2021年)の日本語訳を担当。短編小説集『Váltóáram-交流電圧』(2016年)をハンガリー文化センター東京で紹介した。